「ヤゴ救出作戦」について

   

 生物の名前調べ・観察・・・4〜5月頃

プールの生物を採集したら、下の資料をもとに名前を調べます。

*本校のプールで見られた水生昆虫を紹介しています。

 

ヤゴ(トンボの幼虫)

半翅類

甲虫類

その他の水生昆虫

 

ヤゴ(トンボの幼虫)

ずんぐりした体形 細長い体形
アカトンボ型

シオカラトンボ型

ヤンマ型

イトトンボ型

コノシメトンボ

シオカラトンボ

クロスジギンヤンマ

アジアイトトンボ

頭は横にとがっていて逆三角形

頭は四角く、胸の幅と同じくらい

大型(40mm)、がっしりしている

小型(15mm〜20mm)、弱々しい

打水産卵(植物組織外産卵) 植物組織内産卵

  

 

ヤゴについては、アカトンボ型シオカラトンボ型、この両者の見分け方を覚えるのにつきます。ぜひ覚えましょう。

アカトンボ型・シオカラトンボ型のヤゴ

アカトンボ型

頭が三角形。胸より横に飛び出ている。複眼が大きく、横に出っぱっている。

シオカラトンボ型

頭は長方形。胸とほぼ同じ幅。複眼は小さく、目立たない。

  

  


  

上の4タイプの区別であれば、小学校中学年生以上ならば難なくできます。

 

種レベルの同定はヤゴでは難しいので、飼育・羽化させて成虫にしてから同定するのが基本です。ただし、主要な種については、ヤゴ段階での調べ方をこちらに紹介してあります。

 

学校プールでもっとも普通に見られるのはアカトンボ型、次いでシオカラトンボ型のヤゴです。イトトンボやヤンマは普通は見られません。それは、成虫の産卵様式がアカトンボやシオカラトンボとは異なるからです。

     

トンボの産卵方法は、次の代表的な2タイプに分けられます。

 

A 植物組織内産卵  水草などの植物の茎の中などに産卵

               する。

  ・・・全てのイトトンボ(均翅亜目)と、ほとんどのヤンマのなかま(ヤンマ

    科)など。

 

B 打水産卵  飛びながら尾を水に打ちつけて産卵する。

  ・・・アカトンボやシオカラトンボなど(トンボ科)。

      

水草などの植物がないプールを利用できるトンボは、空中から産卵できる打水産卵・打空産卵の種に限られます。だから、プールではイトトンボやギンヤンマのヤゴがほとんど見られないのでしょう。

ただし、意図的に草本をプールに投入したり、あるいは風で落ち葉などのゴミが水面に落ちた場合、それらを産卵基質に利用して、ギンヤンマ等が定着する場合があります。

 

  

半翅類(カメムシの仲間)

水面を泳ぐ

水中を泳ぐ

ヒメアメンボ

コミズムシ

コマツモムシ

コオイムシ

  腹を下にして泳ぐ 腹を上にして泳ぐ 都会では少ない

  

甲虫類
ゲンゴロウのなかま

ヒメゲンゴロウ

ハイイロゲンゴロウ


コシマゲンゴロウ

ゲンゴロウ類の幼虫

     

水中を活発に泳ぐ。丸い頭部、大きなアゴ。5月初旬まで見られる。

  

その他の水生昆虫

フタバカゲロウ


ユスリカの幼虫(アカムシ)

   

  


  

観察

 

捕まえた水生昆虫が、どんなエサを、どのようにして食べるのか、実験をして確かめます。ヤゴやヒメゲンゴロウの幼虫を小さな容器に入れ、その中にユスリカ類の幼虫(アカムシ)や、イトミミズを落とします。

  


  

次のページ

前のページに戻る

ヤゴ救出作戦TOP

   


HOME  方法  ヤゴ救出作戦  調査の輪を広げましょう!

幼稚舎のトンボ相  トンボ豆知識  トンボの生態  文献・リンク

 

Copyright(C) KEIO YOCHISHA All right reserved.  

e-mail : ygostaff@yochisha.keio.ac.jp

慶應義塾幼稚舎 理科室

東京都渋谷区恵比寿2-35-1