幼稚舎のトンボ相

 Family Libellulidae  トンボ科-5

4年生のクラスで羽化した個体

99.6.18撮影

コノシメトンボ

Sympetrum baccha matutinum

 

例年、本校プールで最も多く見られるのが本種のヤゴです。

ヤゴ救出ネットでも、関東地方の学校プールでは、本種のヤゴが優占している、という結果が得られています。プールを利用するトンボとして、関東ではかなり普遍的な存在であると思われます。

この画像は、プールで採集した終齢のヤゴをクラス教室で飼育、羽化させた個体です。翅の先に明瞭な黒褐色の斑があるトンボは、マユタテアカネ、リスアカネ、ノシメトンボ、そして本種の4種ですので、後は胸部の模様から種を同定できます。コノシメトンボは腹部の黒い線が途中で交わり、V字型になるのが特徴です。

 

オタマ池で休んでいるコノシメトンボ

00.9.26撮影


ノシメトンボのメス

プールで採集したヤゴを6年生が飼育・羽化させた。

ノシメトンボ

Sympetrum infuscatum

 

00.6.19撮影(2点共に)

     

コノシメトンボ同様、翅の先に黒褐色の班があるトンボです。ノシメトンボは胸の黒い2本の線が、交わることなく平行に伸びているので、コノシメトンボとはすぐ見分けられます。

'99年度は、プールでは本種は確認できませんでしたが、'00年度は70匹弱、採集されました。ノシメトンボのヤゴはコノシメトンボに比べて側棘(腹のトゲ)が太く、長いのが特徴です。

 

近年各地の平野部(都市部含む)で、ノシメトンボが急増している、との報告が多くあります。本種のプール利用と何らかの関係があるかもしれません。

ノシメトンボの羽化殻

  


前のページへ戻る

 

幼稚舎のトンボ相TOP

    


HOME  方法  ヤゴ救出作戦  調査の輪を広げましょう!

幼稚舎のトンボ相  トンボ豆知識  トンボの生態  文献・リンク

 

Copyright(C) KEIO YOCHISHA All right reserved.  

e-mail : ygostaff@yochisha.keio.ac.jp

慶應義塾幼稚舎 理科室

東京都渋谷区恵比寿2-35-1